JABBER
学生時代、野球漬けの毎日だった少年の楽しみと言えば1本のギターだった。楽譜もない寮生活の中、独学で作り上げた自作曲を幾度となく屋上で歌いあげた。転機となったのは二十歳の時に友達に連れられて行ったクラブイベントだった。そこで目にした「ラバダブ」というレゲエカルチャー。レコードの裏面に収録されたカラオケに乗せて次々と歌い手が登場し自作のリリック、フロー、メロディーを披露していくのだ。そこで自身を「JABBER(ジャバー)」と名乗り挑んだのが2007年の事だった。様々なイベントやコンテストに参加し、ソロライブでの出演も増え、色々な経験をしていく度に、新たな曲が生まれた。音を楽しむ上で、好みはあるが隔たりの無い感性、時に熱く、時にブルーな歌声がどこか懐かしく、新しい。令和に現るオールドルーキーが生み出す歌を是非とも一度味わって頂きたい。兵庫県神戸市出身。料理人としての顔も持ち、得意料理は肉料理。